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医療法人 志成会について

平成31年も天皇の譲位により4月30日で終わり、5月1日より神武天皇以来126代目の徳仁新天皇による令和元年に代替わりしました。平成最後の新年も穏やかに過ぎ、 今年の九州北部地方は暖冬で、積雪による休診がありませんでした。
国内では2月22日には「はやぶさ2」が「リュウグウ」に着陸成功、サンプル採取成功の朗報、その後も観測を続け2026年地球帰還予定とのことです。
高齢者の運転事故が頻発し、免許証返還や高齢者限定免許が話題となっています。また乳幼児・児童虐待事件が表に出るようになりマスコミにとり挙げられ、小児科医、児童相談所、子育て支援等の関連機関の連携の必要性が課題となっています。
外交課題として、領土問題を解決して日ソ平和条約を締結する安倍総理の努力の割には、ロシア側の頑な姿勢もあり作業は頓挫しているようです。

昨年12/20の韓国海軍の自衛隊機哨戒機に対するレーダー照射問題、慰安婦/徴用工保障請求問題等により日韓関係は真冬の状態が当分続く様相。米朝非核化合意に向けたハノイ首脳会談(2月22日)が双方の思惑の違いから破綻し朝鮮半島の火種は深刻なまま残りそうです。
海外では、4月15日には、パリ、ノートルダム寺院の尖塔部分焼失ニュースで世界に衝撃を与え、仏政府は5年以内再建させると宣言しました。 5月8日にはイラン核合意への米国の一方的破棄(不参加)で高まるイランと米国との対立の緊張緩和目的の安部総理イラン訪問中に日本国籍タンカー襲撃事件が発生し、かえってペルシャ湾の緊張が高まっている状況です。
先人は、読書から得られる思考法、知識、想像力に価値を見出してその重要性を、繰返し指摘してくれています。歴史から学び視野を大きく広げることができるほか、個人でできる経験はたかが知れているからでもあります。今回も最近読んだ本の中から、2冊をご紹介します。

 
1.こだわり
・世界中物事へのこだわりを持つ人は五万といるが、職人の「食へのこだわり」は その探求心や繊細さにおいて群を抜いている
 ⇒数寄屋次郎の素材の下処理へのこだわり
 ・「うま味」「食感」に対する日本の「オノマトペ」の表現が豊富
⇒シャキシャキ、マッタリ、とろり
・日本の「ニシキゴイ」が世界を席巻している。
・「こだわり」という言葉自体が存在しない。
・「おまかせスタイル」が世界中に拡大中
⇒お客にイニシアティブがあり、注文時にはメニューをカスタマイズするのが欧米人の文化であるが
・日本では客が望んでいるであろうことを察知し、先回りしてサービスを提供する文化を持つ。
⇒これが独自の「お任せ」文化であり、「おもてなし」の美学である。
⇒帝国ホテルのクリーニングは新品以上にきれいになって戻ってくる。
・「おもてなし」文化は一方では「押し付け」と紙一重だが、相手の気持ちを察知し心地よいサービスを提供しながらも絶妙な距離感を保つことに日本人は長けているのかもしれない。 この独自のバランス感覚が、日本人が誇る行き届いたサービスを進化させ、職人の技量を進化させた。

2.真面目
・「舌切り雀」、「ツルの恩返し」の寓話、落語の古典「芝濱」
⇒西洋の「善と悪」、「賢者と愚者」とは異なり、「どう生きるのが美しいか」日本とは倫理観がまったく異なる。
・「真面目」の由来:「しんめんもく」
中国宋代詩人蘇軾(ソショク)が残した「柳は緑、花は紅(クレナイ)、真面目(シンメンモク)」から引用された言葉。
柳は新緑で、花は紅色、有りのままの自然が美しい」という意味。
自然体のコミュニケーションを目指す次世代の日本人にふさわしい言葉ではないか。
・現状の常識を疑い(自然体で)新たなプラットフォームを生出すことで、これからの日本人は世界で活躍できる。
※「どちらともいえない」感覚を大切にする。
・ネットワーク社会が成熟した「地球村」の現代では「みんなちがっていみんないい」の白黒をつけない日本人の日和見主義的戦略は、決定的な敵を作らず生き抜くための有効なスキルなである。

3.「もののあわれ」=広辞苑では「人生の機微やはかなさなどに触れた時に感じるしみじみとした情感」
・本居宣長はこの言葉の趣旨はとてもあいまいで、幅広い。桜が散る様子を見て切なくなるなど。
⇒自分ではどう言いようもない「主客未分」の感覚でそれを「受入れて」「感じる」ことに価値を見出している。
・源氏物語が展開する出来事は「救い」がない、ありのまま的に人生を描写している。
西洋でも二十世紀に入ってからヴァージニア・ウルフ、ジェームズ・ジェイスなどの小説に取り入れられ始めている。

4.「偏狭性」「島国根性」
・この概念は明治国家の刷込みで、実は外国文化を取り入れるオープンマインドなスタンスをとってきた。
・ヨーロッパ・ユーラシア大陸東の果て、侵略を防いだ絶妙な(海峡の)距離感
・「外部から新しい文化を受け入れつつ、根本的な自分たちのやり方は曲げない」という独自のスタイルが唯一無二の日本文化を形成してきた。⇒(丸山真男)

5.文字も仏教も身体化した日本
・漢字⇒かな・カタカナ
・日本仏教は群を抜いて独自の日本路線をとっている
坊さんの妻帯・肉食(浄土真宗の親鸞以来)
寺は(寺院建築・仏像、庭園)鑑賞するために行くので、お参りの為に行くのではない。
仏教、神道の軋轢を「本地垂迹説」で乗り越えた。「神様仏様」の世界。

6.三種の神器
・「何かよくわからないが、すごい物が保存されている」
・「見えないものに対する畏怖の念や崇拝の念がある」の実感と、そういう「空気感」を大切にする。
・「いちいち云わなくてもわかるだろう」という空気感が通用する環境。
⇒「おまかせ文化」・「空気を読む」・「一を聞いて十を知る」=「ハイコンテクストな文化

7.四季の多様性
・常に移ろう四季や天候に向きあい、知識と感受性を育んできた。
・自然保護団体が定める世界の60%の植物・鳥類・哺乳類・爬虫類・両生類の生物多様性
36ホットスポットの中に日本が含まれている
・環境対応知識と、自然の驚異の奥行と神秘性を理解し独自の感受性を身に着けてきた。
・それが分かりやすく形になったのが、神道であり、「もののあわれ」といった日本人独自の概念であろう。
・そしてそこから、「わび」「さび」という美意識が生まれたのである。

8.「わび」「さび」
・「わび」:閑静な生活を楽しむこと。不足の中に心の充足を見出そうとする意識。
言葉自体は万葉集にみられるが、千利休が「美意識」として確立した。
「閑寂枯淡」、「不足の美」、「もてなしにあらわれる心の美しさ」
・「さび」:経年劣化で質や見た目が衰えた様子を美しいと感じる美意識のこと。
「さび」が言葉として登場するのは、のちの江戸時代から始まる。
シンプルを突き詰めたデザイン「無印良品」(良品計画)
欧米にある「ミニマリズム」とも違っていて、見た人に強烈な印象を残すという点で異なる。

9.生きがいを積み重ねることで築かれる「道」がある
・「道」は未完の美である。その「道」を歩くことで、「生きがい」が生まれる
・日本人にとって道は、西洋で言う「術」ではなく、そこから豊かな精神性を養って行くことで形成される。
・「道」の終わりはつまりは悟りを意味し、悟ってしまうと、もはやそれは「道」でなくなってしまう。
・「道」はプロセスであるので、終わりというものがない。

日本列島は世界の東端?に位置し、4つのプレートが複雑に交差する地震の多い火山列島であり、狭いが南北に 長い列島で暮らしてきた日本人の育んできたものが、世界中で再認識されているのが何か不思議に思える。
 

もう1冊は、

1.勝者と敗者を決めるのは「心の平静さ」
 ・トコトン経験と努力を積み重ね、心も鍛えた人は「これだけ努力してきたんだから」が
  自負心となり精神的に競争相手より優位に立てる。

2.「悲観的に考えて、楽観的に行動しろ
   はあらゆる局面で通用する考え方。

3.「問題が多いことを喜べ、それは懸命に生きている証拠だ」
 ・問題のない人生などどこにもない。問題がなくなるのは死ぬ時である。

4.「金銭的なものだけを追いかけて仕事をする人は本当のプロになれない」
 ・お金を追いかけない人は、後からお金がついてくる。
 ・「働くとは、見返りを求めない愛」
 ・人々の喜びが「見えざる報酬」となる。

5.「夢や目標」は働きながら作っていけばよい

6.能力や適性に大差はない。
 ・開花するかどうかは、「どれだけ努力したかの違い」だけだ。

7.仕事も「三昧(サンマイ)境」の境地に到達するくらいやれば苦痛でなく楽しいものになって来る。
 ・第1段階は基本練習をトコトン続ける、第2段階は「我を忘れる」、第3段が「三昧境」の境地となる。

8.「くれない症候群」から抜け出せ
 ・上司が認めてくれない、同僚が理解/協力してくれない、会社が公正に評価してくれない
 ・自分のせいではないかと考えてみること。

9.情熱が人を動かし、お金も動かす。

10.「君の能力は自分で評価するものではない、他人が決めるのだ」

11.「弱い者いじめは許さない」

12.叱る時はTPOを考える。

13.嫌な上司は反面教師とせよ
 ・感情的、上司にへつらう、すぐ怒る、自分勝手、ヒトの手柄も自分の手柄にする

14.「動物の血が疼く時、人は悪事を働く」 ・隠ぺい、改ざん、粉飾、贈収賄

15.良心に忠実に生きよ、それが会社を救い、社会を救う。

16.「空気を読んでも顔色を読むな」
 ・「沈黙の螺旋」:自分の意見が少数派だと感じると、人は孤独を恐れて沈黙する。
 ・今の日本人は「茹でカエル」・「付和雷同」になっている。
 ・多数派の意見が実態より大きくなり通り易くなる⇒寄らば大樹の陰、ゴマすり賛成タイプ
 ・KY(空気が読めない),忖度問題の要因
 ・職業倫理、法令順守に問題が出てくる

17.「清く、正しく、美しく」
 ・「清く」⇒高い職業倫理感⇒「悪いことをするな」
 ・「正しく」:透明度、情報開示、説明責任、社会正義に反しない行為=「嘘をつかない」
 ・「美しく」:他者に対する思いやり、「挨拶をする」ことから

18.「腐ったリンゴは元に戻らない」
 ・不良債権処理 ・「損は想定の3倍以上になる」
 ・人は自己保身から損を過少申告する習性がある。

19.「努力の差は(2:6:2)の法則」に現れる。
 ・これは社会全体にも当てはまる。
 ・優秀の人が2割、普通が6割、生産性が低い下位は2割
 ・上位と下位の差は能力(頭の良し悪し)ではなく、「情熱」と「気力」の差。

20.読書の効用
 ・「論理的思考」・「想像力」が養われる
 ・「人は読書で磨かれる」
 ・「読書は眼だけでなく体全体を使う」
 ・メモを取る/写し書きノートを作る

21.誰にだってチャンスはある、勉強しないとチャンスは掴めない
 ・「考える」作業を経ないと知識にはならない
 ・「全て問題は現場にある],「一次情報を大切にせよ」

22.「守りと攻め」を同時にやれ

23.「AIは壮大な前値主義である」
 ・AIでは直観は養えない
 ・AIには「心」と「情熱」がない
 ・最大の資産である「心を持つ人間」を上手に活用することが大切。
 ・その為の道具(ツール・手段)としAIを活用すべきである。

24.「本当に体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をせよ」
 ・ぬるま湯からの脱却。
 ・ヒトは仕事で磨かれる。

2冊目は、トコトンを極めしかもそれを貫いた人生の果てにしか得られない、信念、確信の言葉の迫力に圧倒され、強く動かされるものがありました。
今季、九州北部地方では、6月25日現在梅雨入りしておらず、統計を開始した1951年以降1967年(昭和42年)の6月22日の最も遅い記録をさらに更新中です。これは、話題になっている地球規模での気候変動の影響といえるのかわかりませんが、このままでいくと、短い梅雨、梅雨末期のゲリラ的集中豪雨、その後の猛暑の夏になるのではと心配になります。あるいは異常気象での空梅雨、冷夏もあり得るのかと余計なことを考えてしまいそうです。
皆さま方には、お体に配慮され、この夏を無事乗り越えることができますように願っています。

 

令和元年6月25日 医療法人志成会 祷若宮医院
理事長     祷 光太郎
 

 
 
 

2019年(平成31年)は4か月で魚類学者としても知られる第125代明仁今生天皇が退位され、浩宮皇太子が新天皇に5/11即位される節目の年でもあり10連休になるとのことです。オリンピックも1年後に迫り、海外旅行者数が4000万人を超えるなど世界との交流がますます盛んになりそうです。
 さて昨年も、自然災害が繰り返し襲いました。4/11の中津市の大規模山崩れ、6/18の「大阪北部地震:M6.1」、28日前後の「平成7月西日本豪雨」による中国地方中心とする広範囲の水害。9/6の「北海道胆振東部地震M6.7」等、日本列島には地震空白地帯などないことを知らしめました。9/24には観測史上最高風速を100か所で記録した台風21号が日本列島縦断。台風の強勢化進展。昨年末、清水寺での昨年を代表する漢字一文字も「災」となっていました。地球温暖化の影響の一環としての気候変動なのでしょうか?

 
 

トランプ米大統領は自国経済中心を掲げ、言うことを聞かなければ制裁を科すという政策を連発しています。特に中国への制裁は回り回って日本のみならず世界経済への影響が懸念されています。
 尖閣諸島領海への中国公船(海警15隻まで増加)の領海侵入/侵犯は止まず、平均月2回、1回平均4隻が領海侵犯をしています。尖閣諸島は自国領であるという主張と、南/東シナ海も自国領海との意思を示す目的のようです。
 相撲協会も大荒れで1/4貴乃花理事降格人事で年が明け、9/25年寄引退届、10/1には貴乃花部屋消滅。1/8には成人式直前に振袖レンタル業者「晴れの日」店舗閉鎖事件。9/6安室奈美恵の引退。10/6には築地市場閉鎖の豊洲への移転(10/1)などの別れがありました。

 明るい話題として、藤井中学生棋士4,5,7段と目覚ましい昇格。100勝最短最年少到達記録達成。  10月には京大特任教授の本庶祐先生が免疫抑制物質PD-1発見、癌治療薬開発の業績ノーベル賞受賞の快挙。11/24には大坂なおみがセリーナ・ウイリアムスを破り日本人初世界4大大会の1つの全米オープンテニス優勝。55年ぶりの2025年に大阪万博誘致決定。12/1にはBS/CSの4K/8K放送開始。TV鑑賞が楽しくなりそうです。

今年は、志成会各部署からみなさまへの新年のごあいさつを中心とした構成になっております。
今年も元気にご健勝でお過ごしくださいますよう祈念いたします。

平成31年元旦 医療法人志成会 祷若宮医院
理事長     祷 光太郎
 

 

今年の気候も、温暖化が毎年少しづつ進行しているせいか、変動が大きいと感じます。本年前半の世界的話題としては、トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談の動向がトップニュースになっています。
我が国では少子高齢化と総人口減少が同時進行中(昨年比:39万人減少)との報道がありました。また、麻疹(はしか)が海外からの持ち込みにより流行し、ワクチン接種1回世代への流行が話題となっています。
当法人施設では今年後半に105歳を迎えられるご利用者様を筆頭に、続々とセンテナリアン(百歳超え)が誕生しています。敷地内の庭では桜は期待通りに今年も見事な美しさを披露してくれた一方で、藤の花はつぼみを付ける事も無く来年へ期待いを残しつつ、各種ツツジ、シャクナゲ、バラの花々が開花し、今はアジサイが見頃となっています。
これから、梅雨、猛暑を迎える事となりますが、集中豪雨、熱中症予防等、体調管理や日常生活に気をつかう必要が出てまいります。
 
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【 今回の一冊 】今回は「生き物は円形」を紹介します。
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[生き物はみずみずしい]
・水(H2O)の特殊性⇒ 安定した環境を生物に提供している。
@気体になりにくく常温でも液体を保つ。
A液体であることが分子活動を活発にしている。
B水の分子同士が弱く引き合い蒸発しにくい物質。
・固体である氷が水よりも軽いので、水という環境が安定して存在できる。

[多くの細胞の85〜90%は水で出来ている]
・食べなくても80日間生存例あるが、水無しでは5日間しか生きれない。
・成長(老化)と共に、細胞外の水分量に変化しないが、細胞内の水分量は減少していく。

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[生物の発生は1個の精子と1個の卵の受精から始まり分裂を開始する]
・桑実胚 ⇒ 胞胚 ⇒ 原腸胚 ⇒ 外/中/内胚葉
・中胚葉 : 完全に体の内部にあり、体が大きくなる過程で「拡散」による栄養取得困難 ⇒ 
  活動範囲拡大の必要性 ⇒ 筋肉/循環系/排出系を獲得していった。
・動きを作り出しているのは中胚葉である。
・哺乳類では全重量の45%を占める ⇒ 食物を得るため多くの投資をしている。

[生き物は円柱形構造である]
・円柱形は圧力と引っ張りに耐える構造
・球から変形して強さを持ちつつ表面積を確保するには球の断面のまま細長くなる ⇒
  円柱形となり運動抵抗が少なく出来る。
・円柱形では円柱方向に加わる力は長軸方向の2倍になる(動脈瘤が破裂しやすい理由) ⇒ 
  「直交系補強」では変形できないのでコラーゲン繊維の「交差螺旋」で補強されている。

[脊柱動物の骨組は ⇒ 動的構造の骨組みである]
・植物はレンガ積みモデュラー構造(細胞内に特殊輸送系の「原形質流動」)を有し容易に細胞サイズ
  を大きく出来る。細胞壁をセルロース/リグニンで構造補強しているので動きにくいが丈夫な構造。
・動物/植物から食べられても容易に再生できる。大きな体は光合成に有利である。
・動物細胞は植物細胞と異なり細胞サイズが1/10以下を小さくすることで拡散による物質移動
  (特殊輸送系)を持たない。骨と骨の間は関節構造となっている。
  動物細胞は種類豊富で高機能化しているのでその分、保守が大変。⇒ 
  この違い(差)が寿命の違い(数千年と120年)を生んでいる。

[サイズと動き]
・バクテリアでは環境の流れる速度の方がバクテリア自身の鞭毛運動での動きより早い(45倍)
・動物では体が大きいので拡散だけでは消費速度に追いつかない。そのため、中胚葉系と循環器系と
  運動系(「人間は筋肉だ」)が進化発展して行った。

[時間のデザイン]
・「動物には時計で測ったのとは別の夫々の時間を持っている」
・「共通の時間をどんな速度で生きるのか?」 = 「実感の生化学」
・人間社会は「物理的時間(絶対時間)」の厳守で出来ている。

[生物の時間はサイズで異なる]
・心臓時間は恒温動物では皆待ち時間は同じ(15億回)になるが、象とハツカネズミでは体重が
  10万倍違うので18倍長く時間が進む。
・これだけ違えば生きる戦略/価値観/世界観まで違ってくる。

[動物の時間は体重の1/4に比例して変わる]
・動物においては体が大きいほど、時間がゆっくり進む。
・呼吸時間は(心周期の4.5倍に)比例。懐妊時間/性的成熟時間は(体重の1.4倍に比例)

[エネルギー消費量は体重の3/4乗に比例する]
・体が大きいほど、図体の多きいほどにはエネルギーを使わない。
・体重が2倍だとエネルギー消費量1.68倍(2倍にはならない)
・ハツカネズミは体重の割には大食漢(象は少食)

[生物はエネルギーを使って壊れたものを元に戻している]
・細胞内の化学反応を進行させるためには触媒となる酵素の変形を伴う。
・一度変形した酵素は元に戻らなければ二度と働かない。
・生物はエネルギーを使って一度壊れたものを元に戻している(1回転)
・生物はエネルギーを使って時間を元に戻している。
・回転数が多いほどエネルギーを使う。
・エネルギー消費量が多いものほど時間の速度が早くなる理由である。
・生物時間は「回って戻る円環的な時間」
・熱力学第2法則(エントロピーは増大(無秩序化)する方向に向かう)のおかげで
 ⇒ 生物は定期的に体を更新し続けなければならない。
・環境の変化もあるので適応するためには更新時期に多様性を持たねばならない。

[子供の時間/大人の時間]
・子供時代は代謝回転速度が速く時間が早く感じるが、成長につれて代謝は低下する。
・子供の授業時間が45分間、大学生で90分。大人では時間がゆっくり流れるでの、
  それに合わせたプログラムが必要 ⇒ 「ヒトに優しい」

[体のサイズから予測される人間の寿命は41.5歳]
・老化の兆候(歯の喪失/老眼・白内障/白髪/閉経)があると自然界では生きていけない。
・膨大なエネルギーを消費することで我々は寿命を延ばしてきた。
・寿命の伸びた部分は大量のエネルギーの支えられた今の生活にある。
・寿命の伸びた部分は自然選択にかかっていない部分、保障期限切れの部分である。
・ガタガタになった体を支えるには膨大なエネルギーを購入する資金が必要。
・長生きのせいで化石燃料購入により環境は悪化し、資金は国債でまかなっている現状は、
  すべてのツケを次世代に押し付けている事になり、自分だけ長生きできるはずも無い。
  生物の持つ「続く」という「最高目的・価値」をないがしろにいている生き方である。

[現代日本人は必要とするエネルギーの30倍ものエネルギーを消費している]
・余計なエネルギーを使用しなかった昔と比べると、時間が30倍早くなっているのかもしれない。
・そのため、体の時間と社会の時間との間に、ものすごいギャップが生じている。
・うつ病・過労死・長時間労働の原因は、ただ時間が長いだけでなく、
  そもそも時間が早いからではないのか?
・果たしてこのギャップに体が耐えられるのか?
・現代人といえども、生き物として生きるペースから大幅に外れてしまったら、
  幸せに生きるのは難しいのでは?
・ヒトとしての「時間のデザイン」にあった生き方を心がける必要がある。

[問題を解く鍵は時間の見方にある]
@それぞれの動物には別の時間があり、物理的時間の様に時間は1つでは無い。
・一千万種の生物には多様性があり、その多様性に極めて大きな意味がある。

A生物時間は回る時間であり、物理時間のように直線的では無い。
・現代社会は前向きのフロンティア精神で突き進んだ結果、環境負荷(環境破壊)進行中であり、
  回る(環境負荷が少ない循環型社会に回帰する必要がある。

B動物時間はエネルギー消費量により夫々時間が変わるものである。

[生きるとはエネルギーを使って自ら時間を生み出すことである]
・動物は仕事をして初めて時間が生まれてくる(仕事と時間に密接な関係性がある)

[仕事から離れた時はせめて自主的に自分の時間を持つことが大切]

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「生物の種ごとに夫々の時間があり、同種でも年齢・経験ごとに固有の時間がある。」という話「なるほど、そうなのか」と納得することがありますが、皆様方はいかがでしょうか?ならば、個人個人の生き方や考え方で時間が変化することは自然なことになるのではないでしょうか?この本には超高齢化社会をよりよく生きるヒントがあるようにも思われます。

 以上、本川達雄 著 「生き物は円柱形」より

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5月の連休で中央ヨーロッパ3ヶ国を2日間づつ掛け足で巡りました。
一部になりますが、ご紹介したいと思います。
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ハンガリー:首都 ブタペスト(人口:984万人/9.4万Ku)
人口の86%がマジャル人。宗教はカトリック39%、カルヴァン派12%。共和制(大統領)の国で、千年前にウラル山脈地方から進出した騎馬民族の末裔と言われている。西にオーストリア、東にルーマニア/スロベニア、南にクロアチア/セルビア、北にはスロバニアに囲まれた内陸地。
ハンガリーは豊かな歴史を持つ洗練されたイメージと、素朴な農園や大平原が混在する国で、ヨーロッパで3番目に古い地下鉄が走っており(日本とは違い地下浅い所を走っていおり、乗車が楽で車体がレトロ調)、くさり橋には魅了されました。
   
オーストリア:首都 ウイーン(人口:860万人/8.4万Ku)
国土は北海道とほぼ同じ大きさで、欧州の中心に位置し、拠点国際企業も多い。南ドイツ語ゲルマン民族。宗教はローマカトリック74%、プロテスタント5%。西部にあるザルツブルグはキリスト教大司教区として1.1千年間独立。モーツアルト生誕地でもある。近くにはハブスブルグ家のご料地山深い塩産地、「ハルシュタット」に景勝世界遺産もある。ウイーン市内ではシェーンブルン宮殿をはじめ見どころが多い。
   
チェコ:首都 プラハ(人口:1056万人/7.9万Ku)
スラブ系チェコ民族が最多。共和制。宗教はカトリック10%、無宗教30%。中世宗教家ヤン・フスは英雄的存在。ソ連時代、民主化を求める市民をソ連が制圧した「プラハの春」で有名。街並みは先取的建築物が多数あり古城、教会が立ち並ぶ世界遺産の街です。
またボヘミアングラスも有名で、交響詩モルダウ(ヴルタブ)の作曲家スメタネの故郷でもあります。
 
 
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ハンガリー/オーストリア/チェコは、いづれも北海道ほどの広さで、それぞれの首都から陸路で3〜4時間で国境が超えられる近さに位置します。 海がなく大陸性気候で一日の気温差が激しく、朝夕は冷たく、日中はカラッとし日差しが強い。
どの都市にも街路樹には緑豊かなマロニエがみられ、歴史的建造物が点在している為、どこも観光客が多く、その中でもアジア系の中国人団体が目立っていました。
尚、写真の一部をリストーロ若宮に掲示しております。ご興味あるかたはご覧ください。
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平成30年6月吉日 医療法人志成会 祷若宮医院
理事長     祷 光太郎
 
 
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